教授挨拶

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教授挨拶
佐賀大学医学部放射線医学教室のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本教室は1981年、松岡順之介 初代教授のもとに設立され、岸川 高教授、工藤 祥教授、入江 裕之教授と歴代の教授方の尽力により、着実な歩みを重ねてきました。そして2025年より、私、栂尾 理(とがお おさむ)が第5代教授として教室を主宰しております。
放射線医学は、CT、MRI、PETなどの最先端医療機器を駆使し、診断と治療の両面で医療を支えるダイナミックな分野です。私たちは常に技術革新の最前線に身を置き、知識と経験、そして想像力をもって、医療の進化に挑み続けています。当教室では、画像診断、IVR(画像下治療)、放射線治療の3本柱を中心に、各分野のスペシャリストが連携し、日々の診療・教育・研究に取り組んでいます。
- 画像診断
- さまざまな画像モダリティや撮像法によって得られた多様な所見をもとに、病態の背景を読み解き、その本質に迫る洞察力が求められます。
- IVR(画像下治療)
- 画像ガイド下にカテーテルや穿刺針を用いて行う低侵襲治療。がんの治療から緊急止血による救命まで、幅広い領域で即応性と治療効果を発揮します。
- 放射線治療
- 機能温存を重視しつつ、がんを高精度に制御する先進的治療法。除痛やQOL向上にも寄与します。
佐賀大学放射線科は、決して大規模な医局ではありませんが、その分、医局員同士の距離が近く、アットホームで温かな雰囲気の中、互いに学び合い、高め合える環境が整っています。若手がのびのびと意見を交わせる、まるで家族のような組織。それが私たちの強みです。
私たちが育てたいのは、「全身を診る」ことができる放射線科医であり、深い専門性を持ちつつ、患者さん一人ひとりと真摯に向き合える臨床医です。全人的な視点と科学的な眼差し、その両方を併せ持つ医師の育成に力を注いでいます。
研究面では、世界トップクラスの医療機器を備え、佐賀から世界へと研究成果を発信できる体制を整えています。地域に根ざしながら、世界に通用する放射線医学を追求する。それが、私たちの目指す姿です。
放射線科に関心をもつ医学生・研修医の皆さん。ここには、あなたの「やってみたい」がカタチになる環境があります。私たちが取り組んでいるのは、最先端の医療技術を駆使した診断・治療、そして世界に通用する研究です。佐賀には、人の温かさと穏やかな時間が流れる、落ち着いた学びの環境があります。自分のペースで着実に成長したい方、専門性をじっくり深めたい方にとって、ここは最適な場所です。落ち着いた雰囲気の中で、真剣に医療と向き合い、自分の力を思いきり試してみませんか?まずは、見学からでも大歓迎です。私たちと一緒に、放射線医学の未来を創っていきましょう!
佐賀大学医学部放射線医学教室は、診療・教育・研究のすべての分野において、地域に根ざしながらより良い医療を実現するための挑戦を続けています。
医療従事者の皆さま、地域の皆さま、そして医学生・研修医の皆さまと共に、より良い放射線医療を築いてまいります。
新たなスタートを切った佐賀大学放射線医学講座を、今後とも温かく見守り、ご支援いただけますと幸いです。
佐賀大学医学部 放射線医学教室 教授栂尾 理