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第55回 日本神経放射線学会 参加報告 (2026年2月20–21日/名古屋)
佐賀大学医学部放射線科より、米倉 卓尚、栂尾 理が発表いたしました。 ポスター発表 「慢性硬膜下血腫を背景に発生したEBV関連頭蓋冠悪性リンパ腫の1例」 演者:米倉 卓尚 慢性硬膜下血腫という日常診療で頻繁に遭遇する疾患の経過中に発生した、慢性炎症関連EBV陽性DLBCL(DLBCL-CI)と考えられる極めて稀な症例を報告しました。 DLBCL-CIは慢性炎症環境を背景に発生する特殊型リンパ腫として知られています。本症例は慢性硬膜下血腫に合併した点で非常に珍しく、画像の経時的変化や頭蓋冠病変の評価を通じて、common diseaseの中に潜む腫瘍発生を見抜く重要性を示しました。 ご指導いただきました西原正志先生に深く感謝申し上げます。 教育講演 「脳血管障害の画像診断:基本+“治療が動く”所見」 講演:栂尾 理 急性期脳血管障害における治療適応を決定づける画像所見、IVRや外科治療へ直結する評価ポイント、そして診断にとどまらない神経放射線の役割について体系的に解説しました。画像診断が治療戦略をどのように支えるかを整理し、臨床に直結する内容を提示いたしました。 スポンサードセミナー 「日常臨床から学ぶ画像診断」 講演:栂尾 理 教育的症例から希少疾患まで、case-based review形式で実践的に解説し、日常診療における読影の視点を共有しました。 本学会のテーマは “Beyond the Mystical Barrier ― 境界を超える ―” でした。 炎症と腫瘍の境界、診断と治療の境界を意識しながら、当科では診断を治療へとつなげる力を重視した教育・研究を継続しております。 神経放射線に関心をお持ちの初期研修医・医学生の皆様の見学・ご参加をお待ちしております。
2026.02.28 学会
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第202回日本医学放射線学会九州地方会ほか三学会を主催しました
2026年2月14日(土)・15日(日) 第202回 日本医学放射線学会 九州地方会 第61回 日本核医学会 九州地方会 第8回 日本核医学会 九州・沖縄支部会 このたび、佐賀大学放射線科は上記三学会を主催いたしました。 各大学より60題を超える演題発表をお寄せいただき、会場では活発かつ建設的な討論が展開され、九州における放射線医学・核医学の学術水準の高さを改めて実感する地方会となりました。 本会は、医局員全員が準備および運営に携わり、若手からベテランまで一体となった体制のもと実施いたしました。円滑な進行の背景には、日頃からの密なコミュニケーションと協力体制があり、学術的にも運営面においても充実した二日間となりました。 特別講演では、久留米大学医学部放射線医学教室 主任教授 田上 秀一 先生をお招きし、「シャント疾患を理解する:病態から画像診断,治療戦略まで」と題してご講演いただきました。病態生理の整理から画像診断の実際、治療戦略に至るまで体系的にご解説いただき、臨床に直結する極めて示唆に富む内容でした。 症例検討会においては、各大学の先生方より「症例選択が非常に考え抜かれている」「教育的価値が高い構成である」との評価を頂戴しました。また、参加した医学部5年生の学生さんからも高い関心が寄せられ、教育的意義の大きさを改めて認識する機会となりました。 なお、症例検討会の表彰においては、参加大学の若手医師が受賞されました。日頃の研鑽の成果が実を結ばれたものと存じます。受賞された先生に心より敬意を表します。 本会の開催にあたり、ご発表・ご参加いただきました先生方、本会の趣旨にご賛同いただきご支援を賜りました企業の皆さま、ならびに準備・運営に尽力した医局員の皆様に深く感謝申し上げます。 今後も佐賀大学放射線科は、九州地区における放射線医学の発展と次世代育成に貢献してまいります。
2026.02.16 学会
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第47回九州IVR研究会 参加報告
第47回九州IVR研究会 参加報告 2025年12月20日に開催された第47回九州IVR研究会(アクロス福岡)において、 佐賀大学放射線科からポスター発表および口演セッション座長を担当しました。 口演セッション 座長 彌富 瑞貴 先生 セッション2の座長を務めました。 「初めての座長で緊張しましたが、医局の先輩後輩に見守られながら無事に終えることができ、ホッとしています。」 初めての座長経験ではありましたが、落ち着いた進行でセッションをまとめ、学会運営に貢献しました。 ポスター発表① 藤木 和也 先生 「膵頭部癌術後の難治性リンパ漏に対する経皮経肝リンパ管造影」について症例報告を行いました。 「これまで自身では経験のない手技について報告し、とても勉強になりました。今後、自ら手技を行えるようさらに研鑽を積みたいと思います。」 技術的難易度の高い手技について、学会発表を通じて理解を深め、臨床的な整理を行う良い機会となりました。 ポスター発表② 彌富 瑞貴 先生 「傍臍静脈瘤破裂に対する塞栓術」の症例についてポスター発表を行いました。 座長としての役割に加え、発表者としても参加し、日常診療で得られた臨床経験を学会の場で共有しました。 発表指導 今回の2名の発表にあたっては、江頭 秀哲 先生にご指導をいただきました。 この場を借りて感謝申し上げます。 佐賀大学放射線科では、研修医・若手医師が学会発表や座長を経験しながら、段階的に成長できる教育環境を大切にしています。 研修医・医学生の皆さんの見学も随時受け付けています。
2025.12.28 学会
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日本放射線科専門医会・医会(JCR)による「画像診断自己機能評価」認定 評価SS(非常に質が高い)
このたび、佐賀大学医学部附属病院 放射線科は、 日本放射線科専門医会・医会(JCR)が実施する 「画像診断自己機能評価」において、正式に認定を受けましたのでご報告申し上げます。 本評価制度は、画像診断の質・安全性・被ばく管理をはじめ、 検査計画(プロトコール)、読影、報告、教育、運用体制に至るまで、 画像診断業務全体を対象として、144項目にわたり専門家が厳密に評価するものです。 現在、日本国内には画像診断の質を保証する公的な認定制度は存在しておらず、 本制度はそれに代わる国内最高水準の専門家主導による品質保証評価として位置づけられています。 今回、本院放射線科は、 全国約100施設の中で第6位の評価を受け、 JCR委員7名による実地訪問査察を経て、 「評価SS(非常に質が高い)」との判定を受けました。 この評価は、 本院放射線科における診療の安全性および信頼性が全国トップレベルにあること、 ならびに、医師、診療放射線技師、看護師、事務スタッフによる 多職種連携が高次元で機能していることを、 第三者の立場から客観的に証明するものです。 本認定は、医局員個人の成果にとどまるものではなく、 日々の診療を誠実に支えてきたすべての関係スタッフの努力の結晶であり、 ここに改めて深く感謝申し上げます。 今後も、質の高い画像診断と安全な医療の提供に努めてまいります。 佐賀大学医学部附属病院 放射線科 栂尾 理
2025.12.21 お知らせ
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論文掲載のご報告
佐賀大学医学部放射線科 山口 健 准教授が筆頭著者を務めた総説論文が、国際学術誌 Breast Cancer に掲載されました。本論文は多施設共同研究の成果であり、乳癌治療に伴う肺障害のCT所見を体系的に解説しています。 本総説では、乳腺診療に関わる臨床医や放射線科医が日常診療で直面する課題を踏まえ、以下のような疾患や病態を中心に、画像診断のポイントを整理しています。 薬剤性間質性肺障害(DILD)の代表的なCTパターン 巣状器質化肺炎(OP)、非特異性間質性肺炎(NSIP)、過敏性肺臓炎(HP)、びまん性肺胞損傷(DAD)など 放射線性肺障害(RLI)における照射野に一致した所見や放射線誘発器質化肺炎、radiation recall pneumonitis など特徴的病態 感染症やリンパ管癌腫症との鑑別の要点 本研究は、佐賀大学放射線科医局の胸部画像診断メンバー(山口健、江頭玲子、中園貴彦、吉永優)を中心に、多施設の共同研究者のご協力を得て完成したものです。この場をお借りして、共同研究者の皆様に深く感謝申し上げます。
2025.12.21 論文掲載
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