&
TOPICS
お知らせ
【欧州放射線腫瘍学会(ESTRO)2026 参加報告】スウェーデン・ストックホルム 2026年5月15日〜19日



医局員の大石 光寿先生と戸山 真吾先生が、2026年5月15日から19日までスウェーデン・ストックホルムで開催された欧州放射線腫瘍学会(ESTRO 2026)に参加しました。
大石先生の演題は、
「Quantitative evaluation of late radiation-induced skin toxicity in head and neck cancer using Cutometer elasticity: a prospective study」
(Cutometerによる弾力性評価を用いた頭頸部癌における晩期放射線性皮膚障害の定量的評価:前向き研究)
戸山先生の演題は、
「Long-term outcomes of carbon-ion radiotherapy for hepatocellular carcinoma: A single-institutional retrospective analysis」
(肝細胞癌に対する炭素イオン線治療の長期成績:単施設後ろ向き解析)
以下、大石先生本人からのコメントです。
「初の国際学会で大変緊張しましたが、非常に勉強になる、貴重な体験をさせていただきました。
ESTROの参加者は欧州が中心ですが、実際に聴講したセッションでは、北米(米国、カナダ)、チュニジア、オーストラリア、中国など、世界各国から多くの参加者が集まっていました。
参加者数も日本の学会規模とは桁が違い、その規模の大きさにも圧倒されました。
また、最新の大規模臨床試験の結果や、日本ではあまりセッションとして設けられていないBiology分野など、大変勉強になる内容が多くありました。」
以下、戸山先生本人からのコメントです。
「九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)の戸山です。この度、大石先生と一緒にESTRO2026に参加しましたので簡単にご報告させていただきます。
パンデミック明けの久々の国際学会で、しかも英語での発表ということもあり緊張しましたが、しっかりと準備と練習を重ねていたおかげで、無事に発表を終えることができました。発表後にはイタリアのある教授から声をかけていただき、ポジティブな反応を直接聞くことができてとてもうれしかったです。
学会では、臨床試験の報告や新しい治療への挑戦、各地域での取り組みに関する興味深い発表を数多く聴くことができ、大変勉強になりました。また、明日からの診療への良い刺激にもなりました。さらに、欧州圏以外の参加者はGlobal Networking Receptionに招待され、大会長(現ESTRO理事長)ともお話しする機会をいただくなど、国際学会ならではの非常に貴重な経験をすることができました。
一方で、海外旅行にはトラブルもつきものです。行きの飛行機では、経由地の空港が着陸直前に閉鎖されたため、別の空港への着陸を余儀なくされ、乗継便は欠航。最終的には経由地の空港に戻り後続便に振り替えとなりましたが、預けていたスーツケースは到着時には受け取れませんでした。発表当日にも荷物は届かず、スーツや革靴は手元になかったため、写真で着用しているシャツとネクタイは現地で購入したものです。これも今となっては良い思い出です。(スーツケースは発表日の夕方に無事ホテルに届きました。)国際学会に参加される際は、十分な備えと心構えをしておくことをおすすめします。
発表もトラブルも含めて、忘れられない学会になりました。」
今回の貴重な経験を、今後の診療・研究に活かしていただきたいと思います。